@がんばらないで生きていく

小説ちょこっととお本の感想,その他趣味,星を観ます

2021-01-01から1年間の記事一覧

アンドロイドは電気羊の夢を見るか? を読んだ.

こんばんは,よしだです. 今回は誰もが一度は耳にしたことがあろうタイトル.映画「ブレードランナー」の原作であるアンドロイドは電気羊の夢を見るか?です. アンドロイドは電気羊の夢を見るか? 作者:フィリップ・K・ディック,浅倉 久志 早川書房 Amazo…

夜行 を読んでいる.

こんばんは,よしだです. 今回は本当に一言だけのメモのつもりです. 本来ならnoteの方に書くべきかもしれませんが,読書に関する話題でしたので,できるだけ読みやすい文体でブログの方に書くことにしました. 私は今,森見登美彦の夜行を読んでいる途中で…

スプートニクの恋人 を読んでいる.

こんばんは,よしだです. を読んだ.とカテゴライズして読んだ本の感想を一言述べる記事を書いていましたが,止まってしまっていますね. まあ,記事を書くために小説を読むというのは私的にはやりたくないことなので,今後も気ままに読書していきたいと思…

二年前の春にした旅について 5

ほいほいと簡単におじさんの家に上がり込んだ. もちろんすぐに帰るつもりだった. 二日分の宿代を払ってしまっているし,万一の命の危機に関わる可能性まで考えた. コーヒーを手渡されて,居間に腰付けると私たちはよく分からないまま会話を始めた. おじ…

二年前の春にした旅について 4

翌日は朝早くに宿を出て由布岳を目指した. バスで登山口まで向かい私は勢いよく登り始めた. 登山は好きだ. この身をもって一歩一歩目標地点に,物理的に近づいていけるというこの感覚が心地よい. この日は雲量六程度の晴れだったが山頂はどうだか分から…

二年前の春にした旅について 3

翌四月一日. 私は真っ赤な列車に乗って湯布院へと向かった. いよいよ旅の,そしてこの文章の主要部へと突入する. 目的地に近づくにつれて立派なふたこぶの山が見えてきた. 由布岳という. かねてより山が好きだった私はその姿にまず見蕩れ入った. そし…

二年前の春にした旅について 2

2019年三月三十一日. どうやら私はこの日の早朝に飛行機で長崎へと向かったらしい. ソラシドエアSNA031便 東京(羽田)発―長崎着 六時五十五分―八時五十分. 大学生になるということはもしかしたら少し大人になったと勘違いするということかもしれない. 一…

二年前の春にした旅について

二年前の春にした旅について,なぜ今になって筆を執るに至ったのかを的確に説明することは難しい. しかし,我が人生において2019年という年は大きな転機となった一年だと,もしかしたら十年後二十年後に思うようになるのではないか,そういう予感がしたのだ…